スピーカーとは電気信号を音波に変換して耳で聞こえるようにする装置です。

人は空気の振動を音として感じ２つの耳を使って方向や距離感を判断しています。

音波は耳の鼓膜を振動させ、そのあと周波数ごとの強さに分離して脳に伝達されます。

音の認知は空気の振動と物理的な耳の構造と脳による音の認知それぞれが掛け合わされたものです。

人は聴きたい音を聴きたい様に聴いています。

スピーカーから出た音が聴きたい音と少しだけ違う場合脳がそれを聴きたい音に自然に補正して聴いています。

例えば高音が強すぎる音を聴いた場合自然に高音の感度を落として聴きやすくして聴いています。

ただその差が大きいと補正の限界を超えて苦痛を感じてしまいます。

ランダムなひずみやノイズは、それに慣れて補正することができなく不快感を感じます。

私は心地よい音は脳による補正をしなくても良い音と考えています。

全面ダイレクトドライブ（WSDD）方式のスピーカードライバーは、その構造から中高域のひずみが非常に少ないことが分かっています。

しかしまだ完璧というわけではありません。

この特性を活かし更に音の良いスピーカーを目指して引き続き研究開発してまいります。

そしてこの素晴らし技術を広めていきたいと思います。