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KIKKERU 2 の開発ストーリー

高齢で聴力が衰えてきた人向けに、はっきりとした音が聞こえるスピーカーを提供しようと、2018年にクラウドファンディングを行なって開発したものが KIKKERU でした。

テレビに接続してニュースやドラマのセリフがはっきり聞こえる様にと考え、また接続や設定などがなるべく簡単にできる様に細かく気を使って作りました。

少量のものを綺麗な仕上げで作るためには、手加工できる素材でないとできません。プラスティックでケースを作る場合に金型を作らなければならず大きな初期投資が必要です。アルミや鉄板を加工して作ったとしたら綺麗な仕上げにすることが難しくなります。

そこで広葉樹の硬い木の素材を切削加工して作ることにしました。もともと磁石の加工のために切削加工機が必要で、それは設備として持っています。そしてそれは木も切削することができ、丁寧に加工すると綺麗な仕上げの木のケースを作ることができました。

クラウドファンディングを実施すると、想定用途の通りご家族のためなど多くの方に喜ばれました。しかしそれ以外にインテリアとして使いたいと言う要望も多く頂きました。そこで少し用途を広げバッテリー収納スペースを設けるなど、全体としての仕上げにもこだわりインテイリアとしてマッチするものを目指し開発をスタートしました。

開発のながれ

  • 初代 KIKKERU は音もさることながらその仕上がりと形が評価されました
  • こんどはインテリアスピーカーとして仕上げようと考えました
  • そのために低音の充実ともう少し大きな音が出せるスピーカードライバーを開発しました
  • シックで生活に溶け込むデザイン、クリアで綺麗な音の KIKKERU 2 の試作ができした
  • 仕上げとして細部にとことんこだわって KIKKERU 2 の製品の仕様と製造方法が決まりました
  • 音とデザインに共感して頂ける方に「木聴っける 2(きっけるツー)」KIKKERU 2 としてお届けすることにしました

どんな仕様にしたのですか?

  • 無垢の木を精密加工し、シックで他に類を見ない「形」と「仕上げ」にします
  • 独自技術の全面ダイレクトドライブ(WSDD)方式の平面振動板スピーカーを搭載します
  • 明瞭度が高く、ひずみの少ないクリアな音のワイヤレススピーカーとしました
  • 初代 KIKKERU と同じくの Bluetooth レシーバーを内蔵します
  • Bluetooth 接続と Line 入力端子での有線接続ができ同時に使用できます
  • ( Quicco Sound 社は静岡県浜松市にあるベンチャー企業です )
  • 最適な特性を持たせたアンプ基板を新規に作り内蔵します
  • 電源は市販のモバイルバッテリーを使用できる様に収納位スペースを設けました

どこでどんな使用シーンを想定しましたか?

  • リビングルームでのくつろぎの時間でのBGMに
  • 仕事空間で仕事に集中するための音楽再生用に
  • 生活空間のどこでも、いつでも